日本エネルギー会議

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避難者支援に対する住民の反応

 福島第一原発の事故で避難した住民をケアする活動が、事故から7年経った今でも行われている。富岡町の場合、県外に避難している2739人(1409世帯)を対象に埼玉県さいたま市にある避難者支援拠点事務所が3年前から活動している。県内の9867人(4808世帯)の避難者に対しては町の社会福祉協議会が担当している。事務所の人件費など費用は復興庁と県が負担している。
 さいたま市の支援事務所のスタッフは男女計6人。半数は富岡町出身だが、残りは地元さいたま市の人だ。町民の県外避難先は全国に散らばっているが、茨城県、東京都、埼玉県など関東圏が多い。活動内容は住民の避難先への戸別訪問、サロンの開催、祭りや町民旅行(若干の自己負担あり)などへの参加勧誘と運営協力で、特に関連死が心配な高齢者の孤立化を防止することを意識して活動している。戸別訪問は北海道から沖縄まで既に一巡したところ。先日、避難住民に送付されてきた事務所の活動紹介パンフレットには戸別訪問の際に次のようなことを避難者から言われたと紹介されている。

・こうした活動に対して素直な感謝と驚き
「富岡町に忘れられていなかったのだね」
「こんな遠くまで訪ねて来てくれてありがとう」
「4年ぶりに富岡町の人と話が出来てうれしかった」

・そっとしておいて欲しい、迷惑だ
「どうにか家族皆元気で暮らしているから心配ないから」
「いわきナンバーの車で来ないでくれ」
「福島から来たと近所に行ってないので、玄関先で富岡町の支援員と言わないでくれ」

・町の復興方針や施策に対する批判、反発
「いつになったら帰れるんだい」
「来なくても良いと言ったのに、何しに来たの」
「一部解除になったけど、何人くらい帰っているんだい」

・その他、どちらとも取れる意見
「大変だね。ご苦労さん」
「子供達も帰らないからここに住むことに決めたんだ」
「当時は原発の仕事で富岡町に居たが、富岡は良いところだったね」

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