日本エネルギー会議

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事業家の夢

 一進一退の原発再稼働のニュースをインターネットで追っていたら、いつのまにか「ニッケイスタイル」のサイトに行き着いた。そこにはいま注目の事業家が「一番の関心事はエネルギー事業」と熱っぽく語る記事があった。事業家の名前は沢田秀雄。彼の名前を知らない人も、彼が立ち上げたHISという旅行会社は知っているはず。さらに彼が買収した長崎にある巨大テーマパークホテルといえばハウステンボスだ。
 今年3月の記事の内容をかいつまんで紹介すると
・シリコンではなく、プラスチックのような材料を使い、輪転機で印刷する太陽電池を開発中。安価で大量生産が可能。この技術を持つポーランドのベンチャー企業「サウル・テクノロジーズ」に投資し、実用化まであと一歩のところまで来ている。

・コストは従来の4分の1のキロワット当たり6円程度。製品としてはほぼ完成。現在、工場の建設準備をしている。1~2年後に工場は完成。

・夜間の電力供給のために、植物系の原料で安価な電池を開発中。リチウムイオン蓄電池の4分の1程度のコストで、発熱や発火の危険がなく、電気を効率よく蓄えられ、しかも充電回数は数倍以上。植物電池のパイロット工場も現在建設中で、実証実験が終わったら、植物電池と太陽電池の大工場を長崎に建設する。まず、ハウステンボスのホテルの電気をこの二つの電池で賄うようにする。

・製品は2年ぐらいで減価償却でき、3年目から電気代がタダになる計算。エネルギー革命をハウステンボスが担おうと本気で考えている。2018年秋、東京とニューヨークで記者会見を予定。

 インタビュー記事の終わりに「この人、頭おかしい」と思われたら困るから、これ以上は言わない」となっているが、沢田秀雄氏は、LCCのスカイマークエアラインズを創設した1951年大阪生まれの事業家である。今回の記事には電力業界からは?がたくさんつくと思うが、いや待てよ、来年にはある程度モノになると言っているので来年まで待てば?かどうかわかる。
 この話が本当なら大変なことであり、政府がまとめようとしているエネルギー基本計画は色を失う。それが来年わかるというのは楽しみだ。「来年のことを言えば鬼が笑う」が、来年にも結果が出るならそれまで待とうではないか。いままでの延長線上にないことが起きるのが革命だが、そんなことが実際に起きるのかもしれない。   

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