日本エネルギー会議

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ベストミックスの将来

電気事業連合会はベストミックスについて、「資源に乏しい日本においてはS+3Eの観点から多様なエネルギー源を組み合わせる必要があり、これまで特定のエネルギー源に依存することなく、バランスのとれたエネルギーミックスを実現してきた。また、震災以降、原子力の停止が長期化し、火力への過度な依存が続いているが、原子力も含めて多様な選択肢を確保し、バランスのとれたエネルギーミックスを再構築する必要がある」としている。(以上HPより)

だが、従来のベストミックスはあまりにも平面的かつ過去の実績にとらわれすぎている。これからのベストミックスは電源だけでなく、デマンドコントロールや地域連係もひとつの要素として取り込むなどダイナミックなものでなくてはならない。また、地域の広がりや時間軸も考えるとともに技術進歩や発電コストの見通しも取り入れて考えるべきである。

(1)大電源から大消費地への供給方式だけでなく自家発自家消費、地域での地産地消方式のミックスも併せて考える。

(2)デマンドコントロールや蓄電池やAIを活用したVPP(仮想発電所)による需要の平準化とピークカットをも電源とみなしてミックスを考える。

(3)再生可能エネルギーなどの進歩が速いことから、検討の基礎となる各電源の発電コストは過去実績ではなく将来予測を加味したものとする。

(4)償却済みの設備や再生可能エネルギーなど限界コストゼロの電源を優先して使う考えをしたミックスにする。

(5)超大型台風など異常気象に備え、普段は停止させておく電源を敢えて維持する、あるいは系統を複数持つなどの考えを取り入れたミックスにする。

(6)海外からの資源の途絶リスクをある程度想定し、輸入資源に過度に依存しないミックスにする。

(7)古い設備の廃棄、新設の可能性も読み込んだミックスにする。

これから必要なことは、長期にわたって国富を損なわず、災害に強く、イノベーションを刺激し、次世代に負の遺産を残さない新たなベストミックスを柔軟な頭で考えていくことである。

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