日本エネルギー会議

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Hairo Michi

Hairo Michiは福島第一原発から2ヶ月に1回送付されてくる廃炉広報誌のタイトルだ。「はいろみち」は「廃炉の道」とともに「みち」は「未知」や「みなさまのちから」の意味も持たせている。A4版カラー6ページの小冊子で発行部数は3万5千部。

避難指示の出た浜通りの町村が元住民に送付する広報誌やお知らせの入った袋に同封されて手元に届く。その他に公共施設などに配備も検討中だ。2017年4月創刊で今回送られてきたものは20号。今回の特集記事は「排気筒解体を地元の力で」だ。地元企業が苦労の末に120メートルの筒の上部60メートルを解体したことを写真入で紹介、地元企業の担当者の話も伝えている。他に若手社員の紹介インタビューと福島第一原発の事故時に現場にいた東電社員の体験談「あの日から」を連載している。東電のHPで探せば見ることも出来る。

Hairo Michiとは別に福島第一原子力発電所の廃止措置等の進捗状況(A4裏表1枚)が毎月、同じく福島第一廃炉推進カンパニーから届く。Hairo Michiは技術的なものではなく、より身近に廃炉に奮闘する人々の想いを直接的に伝えようとしている。 

内容的に貴重なのは「あの日から」の体験談だ。大地震と津波に襲われた当時、何を考えどう行動したか、緊張感と悲壮感とともに正直に語られている。これは将来一冊にまとめることが必要だ。このような冊子での広報活動は評価されてよいが、編集についてはややマンネリ化が目立つ。「がんばっている」「挑戦している」などの内容がほとんどで記事の深みに欠けるきらいがある。経験不足による悩みや不安、反省したこと、周囲の理解が得られないこと、一般の人に是非知ってもらいたいことなど心の叫びが感じられることが必要だ。また、現場作業だけでなく事務所や本社で計画、予算、契約、安全管理、人事、広報などのバックヤードを担当している人々もいるはず。そうした業務にも光を当てて欲しい。

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