日本エネルギー会議

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政府の約束

今月のはじめ、区域区分の再編、財物に対する補償、汚染土などの処理処分について国の説明会が、
郡山市といわき市で富岡町民を対象に行われた。私は参加できなかった町民も様子を知ることが出来るよう、
議事録の公開を要求し、昨日、富岡町のホームページにその議事録が掲載された。
その中から質疑の一部を紹介する。

(住民)
除染にかかる費用は、町民一人当たりいくらかかりますか。自宅の除染が必要ないと申し出た場合には、
補償として除染の費用はもらえますか。
(環境省担当官)
富岡町全体の除染計画はこれから策定します。富岡町のみの除染費用額については、
お答えすることは出来ません。
(柳澤経済産業副大臣)
一軒いくらという数字は準備していません。補正を含めて今年度の予算を組み、その後5年10年、必要な予算を
組んで除染を続けていきます。
国として、除染を行い年間1ミリシーベルト以下になるまで、毎年予算を組んで取り組みます。

住民は除染の効果を見越して、金ばかりかけて除染をするくらいなら、住民にその金を配ってもらったほうが良いと
言っているのだが、国はあくまでも税金をつぎ込むと言っている。
我が家の庭は居住制限区域に当たる年間30ミリシーベルトの汚染があるが、一度除染をすれば半分にはなる。
富岡町には帰還困難区域に当たる年間50ミリシーベルトの場所もある。こんどの区域再編案では、
区域を解除し住民が自宅で暮らせるようにする線量を、年間20ミリシーベルトとしているから、
年間1ミリシーベルトになるまで税金を使っていつまでも除染を続けると約束するのは、なんともひどい話である。
政治家も官僚も、常に自分の財布が痛まない金を使い慣れた人たちだ。
副大臣は「年間20ミリシーベルト以下なら健康に問題なく暮らせます。その後も放射能は自然に減りますし、
高いところがあるようならそこは再度除染をしていきます」と堂々と言えば良いのだ。
副大臣は住民から反発を受けるのが怖いので、とんでもなく金がかかるのに効果の低い除染を約束したのだ。

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