日本エネルギー会議

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ラーメンチェーンを見習え

福島第一原発の事故による避難も一年半を超え、帰還出来ない避難者は、精神的にも追い詰められている。
それに追い打ちをかけているのが、東京電力の賠償に対する避難者の不満だ。最近では、東電の賠償のやり方、
態度はますます悪くなっているとの声が強くなっている。東電に対する避難者の不信感や、手段を選ばず無理やり
金を取ってやろうとする一部の避難者のモラル欠如は決定的になろうとしている。
三ヶ月ごとに届く請求書類は、毎回少しづつ様式が変更になっており、以前は支払い対象としていたものも、
どんどん切られて行く。第三回請求(平成23年12月~平成24年2月)では支払われていた日常生活用品は
第四回請求(平成24年3月~5月)では、一切認められないことになった。それは予告もなしに、
一方的に変更され、査定され、いやなら払わないと言われる。交渉の余地などまったくないものだ。
問い合わせの電話をしていると、どちらが被害者なのかわからなくなる。
賠償の方式、対応のやり方など避難者からは、多くの不満や問題点の指摘があるが、担当者は記録して上申する
との一点張り。もちろん、回答はない。それどころか当初からほとんど改善が進んでいない。
このことを担当者に訴えると、直すべきと思って上申しても、ほとんど中間で握りつぶされてしまうと告白する者も
いる。東電という組織は3.11後も少しも変わっていないと、かなり自虐的だ。第一線の賠償担当者のストレスも、
避難者のストレスと同様に高まっている。組織内部のパイプ詰まりは相当なものだ。
実質国有化したといっているが、国は何を監視しているのだろう。
話は変わるが、福島県内どこに行っても「幸楽苑」というラーメン店が24時間国道沿いに開店している。
「幸楽苑」は国内1000店を目標に展開しているファーストフードチェーンで、ハンバーグ専門の店も持ち、
海外進出も始めている。店内の各テーブルには客の意見を聞くための用紙と鉛筆が備えられている。
その用紙には、「このご意見は直接社長のところに行きますので、帰りにレジの投書箱に入れてください」
と書いてある。
電力会社がラーメンチェーンの真似をしてはいけないということはない。
それが良いやり方なら、どんどん取り入れればよい。

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