日本エネルギー会議

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インター線の渋滞

私が避難している場所は東北自動車道の須賀川インターチェンジの近くだ。先日、車で買い物に出かけたところ、通称インター線と呼ばれている国道6号線と東北自動車道のインターチェンジを結ぶ道路が、大型トレーラーなどで渋滞してまったく動かない状態。しかたがないので脇道に入って迂回したが、後で聞くと上り線で事故があり、それで上りの車両が隣の郡山南インターチェンジで並行して走っている国道6号線に降り、再び須賀川インターチェンジから高速道路に乗り直そうとしたためのインター線の渋滞だったことがわかった。高速道路を走る車両が多いと、高速道路が通行止めになったときの一般道への影響は甚大だ。一年間に何回かこのような現象が起きているという。

そこで思い出したのが、再稼働への準備が進んでいる川内原発で、マイカーによる避難も含め、住民の避難訓練が行われたことだ。一般道路では早く多くの車両が走れないため、近くの高速道路も使うことが検討されているというが、高速道路の場合いったん乗ってしまうと途中で降りることが出来ず、事故や故障車両が発生すると何時間も社内に缶詰状態になり、一般道路よりはるかに始末が悪い。

ましてや原発事故による避難ともなれば、車を置いて車外に脱出し建物に入ることもならずカーエアコンも止めるとなると、乗っている人がパニック状態になることは容易に想像できる。緊急時には高速道路は警察、消防、自衛隊など事故対応の車両と避難用のバス専用にするべきで、一般車両を入れてはだめだ。一時はさかんに各地の避難計画や避難訓練について報じられていたが、その後はどうなったのかあまり見聞きしないのも気になる。国から自治体へ支援のための派遣を行ったようだが、実績は上がったのか。訓練はあまりやられていないのか、それともメディアの関心が薄れたのか。避難中という車に貼るステッカーを作ると聞いたがどうなったのだろう。訓練計画や避難訓練はなるべく実際に近い形で繰り返し行い、ブラシアップしていかなければ、いざという時に使い物にならない。

最近、福島県が福島第一原発、第二原発の事故を想定して避難計画の見直しを行ったが、避難経路についてこれまでとは違って複数の避難経路を想定した。流石にと言っては語弊があるが、実際に経験したことが生かされており他の立地県の参考になるはずだ。

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